能力より強みを引き出す
strategy
「強み(得意)」と「能力」は全く別物
強みと能力の違いを知ってください。2つは同じ意味に思えますが全く違うものとなります。
「強み」Q.(つよみ)とは何のこと??=A.社会性にとらわれない″先天的″な天性のもので、他人よりもすぐに達成できる得意やセンスのこと。
「能力」Q.(のうりょく)とは何のこと??=A.″後天的″な社会基準。評価を常に意識し、継続と努力の反復で身についた実力と権威性。
能力とは?→両親や目上、学校、世間などからの評価が高いほど選抜されるランキングのこと。633制(義務教育)や国(主権)に従うと、「安心・安定・安全」の3つが手に入れます。
マズローピラミッド5段階欲求のうち、第3階層〜第4階層のステージで生涯の役割を果たすことです。
明るい人柄とオープンな笑顔で処世術をつかい、敵を作らず世間と協調し、地位・名誉、家族や子ども、趣味や生活のために世渡り上手になり、ささやかな幸せに満足する事です。
能力の一例→経歴・実績・功績・名誉・人脈・人格・知名度・通知表・評定平均・資格免許・所得・TOEICの得点や習い事、言語力や技術テクノロジーなど含む。
模範的で能力の高い人間になれると、評価に繋がります。能力が高くなくても、プレゼントをくれた相手にプレゼントをお返しをする、ギブ&テイクもかんたんに評価を得られる能力に分類されます。
強みとは?→能力と正反対の位置づけになります。評判や体裁、親や目上、評価や愛情、しがらみなどを立場をスルーすることからスタートします。″一度きりの人生を何のために、どんな人達のために生きたいか?″を胸に熱く問いかけた時、今と全く違う浮かんだ未来を実現させるシンプルな生き方のことです。
マズローピラミッド5段階欲求のうち、第4階層以上〜のステージで生涯の目的を果たすことです。
能力が中心の社会では、ランキングから漏れてしまい劣っていたことや、学校や会社で全く注目されなかった変なクセや異質な興味など、自分にしかできない得意に集中しきること。ギフテッドもその1つに入ります。
強みの一例→知らず知らずこなせてしまう為、周囲よりも先に発達し、周囲の方が強みに感動し、感心を持たれるイメージです。
本物の「強み」を引き出すには?
強みの引き出しには2種類のやり方があります。
1つ目の引き出し方→好きな事のみをピックアップし、猛烈に没頭させるやり方。
2つ目の引き出し方→好きな事とは正反対の苦手意識が役立ち、強みとなる場合。
注※実際に苦手なのと苦手意識は全く異なる
この2種類の引き出し方があります。
ネット情報や理屈上では、″好きなことだけやればいい″という、副業女子や女性講師が広める都合のいい強みの引き出し方がオーソドックスとなっていますが、それだけでは、ワガママや自己中心性が助長されてしまい、現実的な開花は難しいのが現実です。
好きなこと(メリット)だけに取組んで成功させるやり方は、ヤル気があって譲れない芯が強い割には、10人中2人程度の成功が限界値。
最高で2割が花を咲かせ、8割が開花しないやり方となります。大抵は1%〜5%にも満たない成功率です。これを強者論と呼び、弱肉強食のことです。
好きなことだけ伸ばすやり方は、全員を勝たせるようなやり方ではない為、結果が一部しか出ないのは当然です。
当研究所が、コンスタントに80%以上の結果が出せるかというと、苦手意識(デメリット)の方にスポットを当てるから結果が出せるしくみになっています。
これは、ほとんどの講師やコーチは行っていません。
なぜなら、お金を差し出した相手に、重箱の隅をつつかれてしまう。それは、どんな方でも気分は悪くなりますから、商売が成立しなくなるのを避ける為です。
当研究所では、クライアントから嫌われる嫌われないお構いなしに重箱の隅をつつき引き出します。やり手側に嫌われ、商売が成立しないという多大なリスクがありますが、何をしても結果の出せなかった方々を勝たせるには必要な行程なのです。
クライアントが好きな事と苦手意識の、両方とも対応できるトレーニングを行います。
この手法は、8割の開花しない側の方々でも、とんでもない真価を発揮出来るようになれます。
好きなことだけ、嫌な事はしなくていい、という講師の進行は、一見ヤル気は上がるのですが、結局のところは、ただの縦割りとなるため脱落者がでます。
元々才能のある人が、素質を発揮できるようになれるのは、成功するのは至極当たり前のことです。
そうではなく、絶対に食べられなかったピーマンを、「コレは、うまい!」に変えられるかどうかが、講師の技術量にかかります。
セッションを受ける前に、予めこのページをご理解下さると、スムーズに進行できます。
※これら詳細はセッション内にてお伝えします→
強み(得意)は多くの方々が否定的
強みは、周りに理解されず社会性に乏しいケースが多いため、最初は評価されないケースが大半です。
「まさか、こんなくだらないことが強みじゃないだろう…」と、多くの方はゴミのように持ち味を捨てさせられ、芽を潰される事でしょう。
ただ、そうは言っても現実問題、実際に強みを使うには難点があります。それは、工夫せずに、そのままストレートに使おうとすると役に立たず、受け入れてもくれません。
喩え話ですが、買取専門の質屋(しちや)に真っ黒い炭を高値で買い取ってほしい、と持ちかけて説得しても、高値がつくどころか″値がつきませんので買い取れません″と、冷たくあしられて終わります。現実社会のことです。
成功した強みの実例を1つお伝えしますが、テレビショッピングで高性能、″万能枝切りバサミ″というネーミングでブレイクできると確信し、莫大な費用を投資し、全国的なCMコマーシャルを放送したところ、問い合わせもなく全く売れなかったそうです。
「こんなに良いものなのに、なんで全く売れないだろう…」
悩んだ結果、サオを高く伸ばす機能をつけ″高枝切りバサミ″とネーミングをガラッと変えて再販したところ、生産が追いつかないほどの受注が全国から殺到。剪定バサミでは日本トップのロングセラーとして大ブレイクしました。
結局のところ、″万能さや高性能”というだけではホームセンターで似たようなものを買えますし、ましてや刃の切れ味や、質が分かるのは洗練された職人だけで、一般人には、ましてや主婦には見分けが不可能です。
一般の方々は、切れ味なんていうものには興味を示せず、「高い枝をかんたんに切れるハサミがある!?」という方に感動をしたのです。
かゆい背中に届く孫の手のように、明らかにイメージしやすい「高さ」に感動したのです。
木の枝の剪定は、古来より職人や男性が安全ではない場所まで脚立で対応する危険な作業でした。
それが全くできない高所恐怖症の主婦でも、高い枝を瞬く間にスパッと切ることができてしまう上に、軽量でかんたんにできるという便利な発明は、まさに魔法そのものでした。
専門職人が求めるようなウォンツ(ほしい)は、「高さよりも<切れ味」となるでしょう。
ですが、一般主婦のウォンツは、「高さ>切れ味よりも」だったのです。
切れ味にお金は払わず、払ったのは″高さ″だったのです。世の中のしっかりしたオトナ達は棒にお金を払ったのです。
一流職人が切れ味という好きな事を掘り下げた結果、誰にも理解されませんでした。
理解されたのは刃ではなく、なんの価値もない「棒」ということです。
一流職人からしたら切れ味より、棒にチカラを注がなくてはいけないのは、刃のこだわりをバカにされたような気持ちだった事でしょう。
自分が一生懸命磨き上げた熟練が、「棒を下さい」というバカにされたような強みで、日本全土に名を轟かせ大逆転を果たした有名な事例となります。
高い所は、ちょっと上りたくない…こわい、「誰かなんとか良い方法はないの?」という需要に対して、提供した1ピースが見事にハマったという事です。
MYウォンツ(私が好きな事)より、YOUウォンツ(相手の欲しい事)を叶えてあげた方が早いのです。
己れのチカラを信じ、利己的に好物を編みだすよりも、相手の為に何かを提案した方が早い。
そのしくみを、「マーケティング」と呼びます。
先程の喩え話の続きになりますが、質屋で門前払いされて、値がつかなかったあなたの真っ黒い炭。
それが、「棒」のように強みを引き出すと″値がつかないほどのダイヤモンドの原石″だったとなり、流石に周りも気がつきはじめ、あっという間に買い取られていくイメージです。
当研究所では、その未来を引き出す為に、苦手意識の方を引き出す手法をセッション内で提案しています。
強み(得意)を作り出すとどうなるか?
強みをしっかり引き出すと、◯◯しなければ、◯◯をやるからには、◯◯しなきゃ、など、成功を阻害する義務がなくなり、◯◯のために◯◯したい、という尽力に変わります。
尽力にシフトすると、法人、企業、個人問わず、経営戦略スピードが上がり、関わる方々が喜ぶ状態になると、お金が集まりやすい状況となり、ライバルと差をつける事かできます。
強みが発揮できるようになると、USP(Unique Selling Proposition)と呼ばれる差別化を努力して見つけていく必要もなくなります。
ライバルよりも素晴らしい商品を販売する会社よりも、購入者にとって素晴らしい結果をもたらす商品を生みだせる会社を求めています。
I do not want!と言われてしまうような素晴らしい商品を、作り手側はニーズ側に合わせて改良する必要があるという事になります。
ターゲットは、何を「欲し」ており、誰を「好き」なのか?何を解決したいのか?
それを先にそれを知ると、奥深くに眠っていた強みが呼び覚まされやすくなります。
世の中はハサミと言えば、切れ味を絶対に求めているはずだ!と、そればかりを磨くと売れません。
思いきって頭をスパッと切り替え、「高さがあり、私ではこわくて出来ない…」そんな、相手に「何をどう提供すればいいか」、それを実際に提供すれば、金銭的な成功は実現していくはずです。
ビジネス分野に限らず人生の達人とは、″自分側のウォンツよりも相手側のウォンツのために動き″、″それを一緒に叶える″というマインドが成功の方程式となります。
ビジネス分野では感動マーケティングと呼ばれ、恋愛分野では胸を打つサプライズと呼ばれたり、人間関係であれば思いやりと呼ばれ、あまり自分自身のあり方や存在価値に関心を持たないことがコツです。
短期で何かを叶えたい場合は、全て同じ方程式となります。
ビジネス戦略と本能は相関関係にある
戦略としてビジネスをスムーズに運ぶ為には、″潜在意識よりも奥深いステージから強みを引き出すこと″が第一です。
脳の97%を支配する潜在意識は。それでも深層ではなく表層に過ぎません。潜在意識にも浅い領域と深い領域があります。第六感や直感だけでは浅いため、成功を引き寄せるエネルギーには全く至らず、限界がある事を知って下さい。
潜在意識の深い部分を扱った米国精神科医のミルトン・エリクソン医師は、1970年代に早期の時点で深い催眠や潜在意識書き換えによって、次々と病気や癌を会話しただけで消していき、数多くの富豪も生み出したマジシャンのような達人です。
その時に行っていたものが、潜在意識を活用した「強み」の引き出しや、成功するマインドセットでした。
ミルトンエリクソン医師は実在した人物で、ビジネスの知識は無かったのですが、上手くいかない事業家や倒産寸前で苦労しているクライアント(患者)と会話しただけで、嘘のように次々と成功させたのです。
そこで更に最新の心理学は、エリクソン医師のように潜在意識から強みを引き出したくても頑固さがあって引き出せないケースが増えています。その理由は、潜在意識意識からさまざまなメリットを引き出さそうと思っても、潜在意識自体が動作できない人がおおいからです。
G.C心理メソッド研究所が行うセッションは潜在意識よりも深い集合無意識の方にスポットし、研究を進めています。潜在意識よりも集合無意識を書き換えた方が、使っていない97%の脳が動くようになるからです。潜在意識よりも深い方から処理する事で、よりブレーキが多く外れるため、成功の展開速度と現象化が早くなっています。
そうなると、潜在意識を使っても無理だった方々にも成功が訪れたりします。突破できるスピード力を提供できるように工夫しています。そういった深い部分から強みを発掘していくことが、これからの時代に欠かせない世界最新の心理マーケティングとなります。
以上、ビジネス分野ではプロダクトやマネタイズをおこなう前の初期の段階でらクライアントの強みや相手のウォンツを引き出すビジネス戦略に特化し、成功設計図をマネジメントしていく手法を独自開発しローンチ成果までを検証しています。
まとめ
ビジネスで成功するためには、ノウハウや技術、贅沢な生活を送りたいが為にお金を稼ごうとしては、まず失敗します。
自分の強み(あなたならできる得意)が何なのか″潜在意識″関係なく知るところから始めてください。社会に合わせる必要がない自分を見つけることが最優先です。
それには、633制という義務教育で習った努力の仕方や、成功していない親や祖父母から刷り込まれた立派で真面目な考え方を一旦思いきって断捨離することから始めて下さい。そうすると、もっと強みが引き出され、成功の近道となります。
ファッションもそうですが、規格品よりオーダーメイドの方があなたの魅力が増します。生涯大切にできるウエディングドレスや着物の感覚が、あなたの強み。
それは、「ビジネス」「恋愛」「病気改善」「人間関係」「適職」「土地」全てに通用します。石炭がダイヤモンドに変化するかのように、あなたの人生が変わります。
あなたの人生が変わるコツとは、″相手のウォンツ″に最も興味を持つ事です。
相手のウォンツに的を絞り、戦略を再構築するとオートメーションで180°劇的に変化し、ほとんどの方々は改善パーセンテージ一覧のように、達成や成功側へ向かう事になります。